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2005年11月24日

赤い服のチカラ ②

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(赤い服①の続き…)

 夏のジリジリと焼けつくような空の下、赤い服を着続ける女…。
そりゃー「赤軍」と呼ばれてもしかたない。その他様々な呼び名が生れた。
「赤い宗教」「赤の信者」「赤い乙女」…もうなんと呼ばれても良いわ!
この試練を乗り越えられるならー。
と、まぁ今では考えられない健気さでガンバった訳です。
でも端で見てた人達はさぞ暑苦しかったろうね…。ごめんなさいネ。


 そうそうもう遥か昔のことで忘れていたけれど、
当時の注目選手に尽誠学園の伊良部投手がいましたねぇ。(後にメジャーリーグ)
男性アナがみんな夏休みでいなくなっちゃたので、なぜか私がインタビューすること!
そのとき彼は私に色紙をくれました。


「念ずれば花開く」


 高校生の男の子が書いたその色紙を目の前にして、妙に納得した覚えがあって、
「ドラフト1位でプロに行けるといいね」なんて真面目に祈ってあげた記憶があります。
しかしその色紙は高校球児だった父にあげたけど…。


 話は戻って、赤い服で球場を走りまわった私。最終日の翌日、ダウン。
なんと生れてはじめての「血尿」・・・。
コワイ!どうするの、どうしよう・・・。
でもそんなことよりも数日後に迫った東北旅行のことで実は頭がいっぱいだった。
何とか治して旅行に行きたい!

 そして無謀な私は、お医者様が止めるのも聞かずに、
いざ東北へ、いざ温泉へ!

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いま考えると笑っちゃうほどストレート&ストロング。
診断は過労からくる血尿だったので、全然大事には至らなかったのだけれど、
夏の温泉にそんなに行きたかったのね~。


 飛行機と新幹線を乗り継ぎ、最寄り駅から車で小1時間。
ついた頃にはもうどっぷりと闇夜になっていて
満月の月のはじっこが黄金色に輝いてたなー。
そんなことを何年ぶりかで今日思い出した。
そうだ、あの時も赤い服着てた…。

先に着いてた待ってた人の笑顔も赤かったなー。(つづく)

投稿者 M.Ohira : 01:31

2005年11月19日

赤い服のチカラ

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 大平雅美です。こんにちは。
私は赤い服をよく着ます。それにはいろいろな理由があるのです…。

①着ると温かい気分になるから。
②着ると気分が高揚するから。
③朱色が好きだから
④元気がない時にカモフラージュしてくれるから。
⑤赤い服を着ると良いことがいっぱいあったから。
などなど、まだまだ理由はたくさんあります。

*******************

20歳代前半、まだNHK高松放送局で働いていた頃のお話です…。
今思うと、あれは人手不足だったのか、修行だったのかー。


高校野球夏の地方大会のレポーターに駆り出された。
そこまでは女性として大抜擢だったのだが、何日間も続く予選の中継は、
みんなを徐々に疲労させていった。
加えて当時の高松は他の行事が重なり、担当アナウンサーが減っていった。
そしてついに恐れていたことがー!
何と1塁側と3塁側の両方のレポーターを務めることになったのです。
ウッソーーー!
ありえないー!

でも本当に当日は来てしまった。
担当アナウンサーは、実況アナ1名と私だけ…
今考えると当時の上司は勇気があったと思う。素人同然の私にそこまで
任せてしまう太っ腹!イやこの無責任!
さらに彼は休暇をとって高松から消えてしまった。

結果はもう伝えるまでもなくー。
第一、広い応援席をどうやって移動するというのだ!
しかし走りに自信があった私は、猛烈にカメラクルーと共に走った!走った!走ったよ~!

忘れもしない、実況アナのヤツ。
実況席から私がセンター通路を走っているのが見えているくせに
「3塁側のオオヒラさーん」と呼んだ。
「はーーーい」
とお返事しつつコブシを握り締めた。(いつか、たたいてやるぅ)
「ゼイゼイゼイ・・・。こ、こちらは3塁~」

2日めから毎日、私は赤い服を着ていった。この頃は色彩の勉強はしていないのに
どうやら私のカラダが「赤」を求めたらしい!

ところで狭い地方マスコミ。それが面白かったのか某新聞社カメラマンが
私の毎日の赤い服を撮り続けて、後でミニアルバムにまとめてくれた。

以後、高松マスコミ業界では「オオヒラは赤軍」と呼ばれることになった。(つづく…)


ps そうそう、ニフティ・ココログブログも見てください。勢いでもう一つ作っちゃいました。
「色おんなー色おとこ」大平雅美
http://color-voice.cocolog-nifty.com/blog/

ヨロシクネ。

投稿者 M.Ohira : 16:53

2005年11月17日

色おんな―色おとこ ~ golden girl & boy ~

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 こんにちは、大平雅美です。私は「色」についてアレコレ考えているときが至福の時です。最近こんな言葉を見つけました。

「赤縄足を繋ぐ」
 何と、これは結婚が決まって落ち着くことになったという意味!小指の赤い糸が繋がっている話は有名ですが、足を繋ぐというのもあったのですね。こちらは、足を繋ぐと一生夫婦の縁が切れないという赤い縄の伝説から語られているものだそうです。こうやって色に関係した言葉をさがしてゆくと先人達は偉かった。

「朱に近づけば赤し」
 これは、人はどのような人物に関わり合うかで良い方も悪い方にも向かったりするという意味ですが、同様の言葉で「朱に交われば赤くなる」「丹の蔵する所のものは赤し」等がありますね。そうそう人生において、どんな人と巡り合うかは大切なこと。だって朱に触れれば赤くなるんですもの。だからと言っては何だけど、どんな色に巡り合うか、そしてどんな色が自分の心とシンクロするのかを感じることは大事なことです。そう「色に近づけば幸多し」!

 これは私の造語ですが、いっしょに色を近づいて「しあわせ」を見つけましょう。

 さてさて「色」といって思い出すのはどんなこと?実はこの漢字、うずくまる女性に男性が覆いかぶさる形を表わしたものなんですって。つまり性的な意味をこの漢字そのものが持ち合わせているらしいのです。う~ん…、そうかな?どう見たらそんな形にみえるんだろう。私にはうまく理解できないけれど、一般的にはそんな風に語られています。やがてその言葉の意味が広がって、「色に出る」「色を失う」など、人の感情を表わす状態にも用いられるようになったのだそうです。

 それにしても「色」を思い浮かべると「色気」「色恋」「色声」「色心」「色狂い」「色悪」「色争い」「色遊び」「色男」「色女」「色香」「色敵」…など嫌になるくらい色っぽい言葉が並びますねぇ。

【初回のお楽しみ】
●今の気分はどんな色?(上の色相環を参考に!)
 ※プラスとマイナスの両方の意味を挙げます。どちらが今の気分に近いかな。


 + 積極的、行動的、やる気、エネルギーに満ちている、体力に自信、愛情活発
 - ストレス爆発寸前、フラストレーション過多、元気がない、愛情面で落胆、

オレンジ
 + 人脈多し、キャリアアップ志向、玉の輿願望、陽気、カリスマ性、グルメ
 - 孤独感, 忍耐、飲み過ぎ、何かでショックを受けている

黄色
 + 明るい希望あり、友人とのコミュニケーション活発、勉強意欲、
 - 神経過敏、小さいことにクヨクヨ、皮膚のトラブル、


 + 安定、リラックス、バランスがとれている、新しい旅立ち、
 - 優柔不断、決断できないことがある、疲労、目の疲れ、


 + 冷静で落ち着いている、企画力増大、緻密な作業得意、信頼される、
 - 積極的になれない、起こってもいないことを心配、


 + 個性的、美意識が発達、頭の働きが活発、感性が豊か、
 - 情緒が少し不安定、悩みがある、不眠、頭痛などで体調が良くない

ピンク
 + 愛情面で動き、小さい幸せ、人から親切にしてもらえる、尽くす喜び、
 - 過保護、行き過ぎた愛情、親切の押し売り、愛情が足りないと感じる


 + 強い決意、ひとりでやりぬく覚悟、仕事でステップアップ、
 - 人を寄せつけない、強情、独り善がり、一匹狼的行動

いかがでしたか?当てはまっていましたか。色にはたくさんの意味やメッセージがあって、今回はほんの一部を紹介しました。カラーセラピーにはこんな言葉があります。

「選んだ色があなた自身です」
つまり言葉はウソをついたり飾ったりできるけれど、選んだ色はウソをつかないということの例えなのです。さてさて今、良い気分の人も少々不調だった人も今日は今日の風が吹く。つまり明日は明日の色がある!今の色を心にとどめて、今日もがんばっていきまっしょい。

投稿者 M.Ohira : 13:05