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2006年01月15日

バブルの女① それは金色?銀色?

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 時はバブル。

私達局アナは連日局内パーティや近くのホテルのパーティに
産直アナとして呼ばれて出席していた。
(この年採用されたほとんどが地方局アナ出身者だったため、こう呼ばれた)
なんだかよくワカラナイうちに渦に巻き込まれていたが、
今になって考えてみると、無料のパーティ・コンパニオンだったのではないか…

 しかし有頂天になって参加している私もアホだった。

髪をセシル風に切っていたので、
制作会社の社長さんやプロデューサーから「浜美枝」に似ている、だとか、
「ライザ・ミネリ」のようだ!と言ってくれる人がいていい気になっていた。
なかには「由美かおり」似だねと摺りよって来る人もいたけれど、
サバサバと振る舞っていた。

でもサバサバしすぎていて
「大平にもうちょっと色気と野心があれば大成するのに~」と進言してくれる人もいたが、
結構、この浮かれた状態を楽しんでいた。

今にして考えてみれば、20代の私が「浜美枝」さんに似ていると言われて
喜んでいたこと事態、もうアホだったではないか!
あげくのはてに、我々はパーティで必ずステージ上で自己紹介させられていて、
洗脳状態の私は、
「浜美枝とライザ・ミネリを足して2で割った大平雅美です!」と挨拶していた。
もう穴があったら入りたいとはこのことだ。

そして、そういった数々のパーティで履いていたのが、
この「金の靴」「銀の靴」!!!

なんとまぁ、とんがった形の8cmヒール。
これをとっかえ、ひっかえ日常的に履いていたのだから、
やっぱりどうにかしていた。

実はこの靴、昨日の新年大掃除dayで、
14,5年ぶりにクローゼットの奥も奥、奥深くから見つかった。
もうこんな靴のことなど遥か昔の忘却のかなた、だったから
思わず今日は写真を撮ってしまった。

しかしながら、なんとも金色の色褪せないこと!
もちろん金箔など張ってあるわけではないが、今でもキラキラしている。
さすがgold!
同時に見つかったシルバーのバッグは、茶色に変色していた。

でもこんなに長い年月がたって、「金・銀靴」の封印が解かれたということは・・・、
つまりは近頃のエコノミストが盛んに言っているようにやはり、やはり、
「バブルの扉」が開かれたのではないか…
(相変わらず大袈裟な人・・・)

でもね~真面目な話、こんな靴はいて浮かれてたかと思うと
何だか呆れますナァ…

あぁ、あの頃、
いろいろな意味でもっと賢い女だったらよかった、
と少しばかり反省した今日でした。

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しかし、過去に浸っている場合ではない!
実はこのブログは、社長のイワキさんが、
「大平さんが色の不思議をもっと広めると良い」と思ってわざわざ開設してくれたものだ。
しかしながら、すでにこのブログは私の20代の懺悔コーナーになっているではないか!

と、反省したので少々金色の話。

●金色のチカラ●
「Good as gold」-人を許すゆとり・とても親切
          (つまりこんなブログを書いている私を許すイワキさんのような人のことです)
「輝くものすべてが金とは限らない」-つまり金メッキ、にせものもあるということ。
「エルドラド(黄金郷)」-めざせ!理想郷。でもプロセスが大事です。
「ゴールデン・モーメント」-絶好の機会 (今年こそ!by masami )
「錬金術」-価値がないものを価値あるものに変える。
「マイダス」-手に触れるものすべてを金に変えたギリシャ神話の王
        自分の娘すら金にかえてしまった!権力者の悲哀。
「金本位制」-永遠の価値
「金の卵」-得がたいもの、希少価値があるもの
「金の指輪」-責任の交換

もうこれくらいでイイでしょうか、イワキさん・・・
そうだ、もうひとつ!
「沈黙は金なり」… (バブルの女はつづく)

投稿者 M.Ohira : 2006年01月15日 13:53